作曲コンクール委員、ランダル・ファウスト
2014年に、国際ホルン協会は、作曲コンクール創設35周年を迎えました。この特別な年に、コンクールを2つの部門に分けました。
1. 主要作品部門: この部門は、ホルンソロと鍵盤楽器による中難度演奏レベルの作品
2. ヴィルトーゾ作品部門: この部門の作品は、演奏技術レベルの制限がなく、以下の楽器編成からいずれかが、コンクールの年によって順番に指定されます。
- ホルンソロ (無伴奏)
- ホルンアンサンブル (2本以上の、ホルンのみのアンサンブル)
- ホルンと4人以上の室内楽 (ホルンパートは1人)
- ソロのホルンと大編成のアンサンブル
2014年のコンクールでは、13ヶ国から59名の応募がありました。そのうち22名が主要作品部門で、37名がヴィルトーゾ作品部門でした。
主要作品部門の受賞作品には、イリノイ州チャールストン/アメリカのPaul Johnston による、ホルンとピアノのための「山のスケッチ」が選ばれました。また審査員は、主要作品部門の名誉特別賞として、アリゾナ州コットンウッド/アメリカのSy Brandonによる、ホルンとピアノのための「ミニチュア」を選びました。
ヴィルトーゾ作品部門の受賞作品は、ブリスベン/オーストラリアのCatherine Likhutaによる、「議論の厳しさ」(5本のホルンのための小協奏曲)でした。また審査員は、ヴィルトーゾ作品部門の名誉特別賞として、エルメジンデ/ポルトガルのRicardo Matosinhosによる、15の低音域のためのエチュード(ホルンソロ)と、テキサス州オースティン/アメリカのPatrick Hughesによる、ホルンアンサンブルのための「山の上のダンス」を選びました。
2014年のコンクールの審査員は、以下の三名の素晴らしい作曲家やホルン奏者でした。David Stanhope—オーストラリア出身、1979年IHS作曲コンクールの勝者。Andrew Boysen—ニューハンプシャー大学/アメリカ、1999年IHS作曲コンクールの勝者。Jeffrey Snedeker—元国際ホルン協会会長、セントラルワシントン大学/アメリカ
受賞作品についての詳細は、「The Horn Call」の5月号に掲載されています。また名誉特別賞についての詳細は、「The Horn Call」の次号に掲載されます。これらの作品は、8月にロサンゼルスで開催される国際ホルンシンポジウムで、演奏されることが計画されています。