From the newsletter of the Japan Horn Society


国際ホルン協会のニュースレターをお読みになられている皆様、はじめまして。私は熊本ホルンアンサンブルの萩坂と申します。今回の平成28年熊本地震を被災したものとして、地震直後から現在の状況をまとめましたので、ご一読願えればと思います。

kumamotohe

4/14(木)前震
自宅で息子が風呂に入っている時(21:26)に最大震度7の地震(前震)が発生しました。妻と無我夢中で風呂の息子を助けに行きました。東日本大震災を福島県で被災したホルン吹きの友人からの助言を元に、とりあえず浴槽に水を貯め、念の為妻の実家に避難しました。妻の実家に泊まるのは初めてでしたが、地震による緊張感でほとんど眠れませんでした。また、熊本県のシンボルでもある熊本城に大きな損害が出たことも報道で知りました。
 kumamoto castle

 

4/15(金)
出社し会社の復旧作業を行いました。PCや棚が倒れ、壁にもひび割れが入っており、建物周辺の地盤も沈下し、移動書庫もレールから外れている状況でした。2時間ぐらい片付けを行った後、自宅に帰りました。この時点で都市ガスは止まっていました。食器棚は倒れましたが、食器洗浄機にあたって中身が飛び出さず、被害は少なかったです。但し、食器棚の中身は全て取り出し、棚は横倒しにし、食器はテーブルの下に出しました。2つあるCDラックの1つが倒れ、CDの海になりました。もう1つのCDラックは倒れませんでしたが、L字金具が外れそうになっていましたので、L字金具を外し、急遽買ってきたつっかえ棒を設置しました。

4/16(土)本震
深夜(1:25)に最大震度6強の地震(本震)が発生しました。揺れている間は息子に覆いかぶさっていましたが、かなり長く揺れが続き、停電もしたので生きた心地がしませんでした。揺れが収まってから近くの中学校に車で避難しましたが、運動場を越えて見えるアパートで火事が起こっており、車中泊しましたが、全く眠れませんでした。昼に支援物資の配給は有りましたが、十分に行き渡らない状況でした。支援物資の配給を行われている方も被災者かと思われますが、物資を待ち並んでいる方が手伝いもせず心無い言葉を言われている姿には見ているこちらの心まで痛みました。落ち着いてから自宅に帰り、自宅の片づけを行いました。つっかえ棒を設置したCDラックは倒れていました。(L字金具を外さなければ良かったかもしれません。)この日は家で寝るのは怖く、車中泊しました。

4/17(日)断水
朝まで出ていた水もマンションの貯水槽の水が切れたのか出なくなりました。トイレが不便になりましたが、タンク式のトイレはタンクに水を入れれば流せるので、断水時はタンクレスのトイレよりはましかと思われます。この日も家で寝るのは怖く、車中泊しました。

4/18(月)地震後はじめてのお風呂
出社しましたが、片付けのみ行い15時に退社し、その後息子と一緒に隣町の銭湯に行きました。車で移動中どこの橋にも段差が多数できており、のろのろ運転の為、行く道はかなり混んでいました。銭湯もかなり並んでいましたが、息子と銭湯行くのは初めてでしたし、色んな種類のお風呂も有り、良い息抜きになりました。

4/19(火)演奏会延期決定
夕食時に息子が食欲が無く、熱も急激に38度6分まで上がりました。いつもの救急病院は機能しておらず、熊本市医師会の駐車場に設置されていた自衛隊の救急医療テントへ駆け込みました。単なる風邪とのことで一安心しましたが、テレビのテロップの医療機関の情報をチェックしていた妻のファインプレイでした。音楽関係では、熊本最大のコンサートホールを備える熊本県立劇場が6/20まで休館に決定し、熊本ホルンアンサンブルの演奏会場である熊本市国際交流会館も5月末までの休館に決定しましたので、5/4開催予定の熊本ホルンアンサンブル第31回定期演奏会も延期が決定しました。

4/20(水)平成音楽大学の被害
SNS等で段々と被害状況が広まってきましたが、熊本県にある九州唯一の音楽単科大学である平成音楽大学も被害が大きく、学生が頑張っているようでした。

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4/21(木)大雨
この日は大雨で土砂災害の恐れがある為、避難勧告・指示が多数出ました。熊本市内の小中学校では5/9(月)まで休校が決定しました。

4/22(金)水復旧
この日は自宅待機となった為、晴れてるうちに色々済ませようと思い、自宅へ。ようやく水が出ました!浴槽に貯めていた生活用水も3分の1以下になっていた為、とりあえず満杯にし、ゆっくりとトイレを済ませました。水は出るようになりましたが、ようやくポリタンクを発見しましたので、今後の為にも購入しました。妻の実家に帰ると、猫のピーちゃんが嘔吐をしているということで、動物病院へ連れて行きました。猫もストレスが蓄積していたようです。

地震から1週間程度の動きを記載しましたが、私の自宅は熊本市中央区でライフラインの復旧も早く、被害も少なかったのですが、震源地の益城町や益城町に近い熊本市東区、土砂災害の被害が大きかった南阿蘇村、阿蘇市ではかなり被害も大きかったです。また、大分県の温泉どころでもある由布院や別府市でも被害があっていますが、熊本ばかりが報道され、支援物資がなかなか届いていないという現状もあるようです。しかし、過去の震災の教訓もあり、道路やライフラインの復旧は素晴らしい速さで進んでいます。また、熊本ホルンアンサンブルの代表は名アレンジャーなのですが、本職は国立病院機構 熊本医療センターの副院長兼救命救急センターのセンター長でもありますので、病院に泊りがけで被災者の方の治療に専念されました。

そんな中、余震も続く中ではありますが、日常を取り戻すべく頑張っています。熊本ホルンアンサンブルも第31回定期演奏会を6/26(日)に開催することに決定しました!

練習も5/1(日)から再開です!
これから熊本を盛り上げて行く為、ホルンフェスティバルの開催、各種音楽イベント等、こちらからも積極的に誘致をしていきたいと思っていますので、是非観光がてら熊本へお越しください。

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